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高血圧について

高血圧の診断

高血圧は代表的な生活習慣病です。すなわち、高血圧は血圧が上昇する原因は、塩分の過量摂取、肥満、睡眠不足、飲酒などの生活習慣によるものがほとんどです。このような生活習慣が原因となる高血圧を「本態性高血圧」といいます。一方、特に比較的若年の方の場合、特定のホルモン分泌の異常や腎臓の血管の狭窄などによって血圧が上昇している場合があります。このような高血圧を「二次性高血圧」といい、通常の高血圧とは治療が異なります。

当院では、必要であれば二次性高血圧の診断・除外を行ったうえで治療を開始します。
また、血圧はつねに変動しています。高血圧の診断には、できれば家庭で正しく血圧測定を行うことが望ましいです。

高血圧の治療

血圧が高い状態が続くと動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞、大動脈瘤や閉塞性動脈硬化症などの心血管疾患の原因となります。これらの疾患は、発症すると日常生活に多大な影響を及ぼし、生命の危機に直結します。多くの方で血圧が高くても何も症状がないにもかかわらず、高血圧を治療しなければならない理由は、これら心血管疾患の予防のためです。

このように、医学的に血圧が高い状態が健康に悪いことや高血圧は治療が必要な病気であることがわかっているにも関わらず、日本全体で高血圧の患者数は4000万人を超えており、そのうち十分に治療されているのは約4分の1程度と試算されています。

本態性高血圧の治療は、第一に生活習慣の是正です。食生活や運動習慣、睡眠を整えることにより血圧は低下します。生活習慣を整えても十分に血圧が低下しない場合は、薬剤による治療が必要となります。二次性高血圧の治療には、生活習慣の是正と薬物治療に加え、ホルモン異常に対する治療や腎血管を広げるカテーテルの治療などが必要となる場合があります。

当院では、適切な薬物を処方するだけでなく、栄養指導や運動指導などを積極的に行い、一人でも多くの高血圧患者が健康な血圧を達成・維持できる様、治療に取り組みます。

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