息苦しい

息苦しい・胸が苦しい、
少し動いただけでも
苦しいことも…

息苦しい・胸が苦しい、少し動いただけでも苦しいことも…普段は行わないような激しい運動後に息切れを起こし、少し安静にすると元に戻るのは誰でも起こり得ることです。しかし、安静にしているのに呼吸が苦しい、うまく吸えない・吐けない、酸素が足りない、空気が入ってこないといった症状が現れたり、これまで普通に行えていた運動時にも症状を感じるのは、病気のせいかもしれません。息苦しさで横になれず、座るとわずかに改善する場合は要注意です。
のどの痛み、胸の痛み、嘔吐、声がれ、冷や汗、指先や唇が青や紫になるチアノーゼなどが現れた場合、速やかに当院までご相談ください。

「息苦しさ」を表現する言い方は様々なものがあります。「空気が吸い込めない」、「息が詰まる」、「呼吸がうまくできない」などの言い方が一般的で、息切れを表す症状の総称が医学用語で「呼吸困難」になります。このように、呼吸困難の表現の仕方は人によって異なり、息が切れる、胸が痛い、ドキドキする、胸が締めつけられるように苦しい、だるいなどがあります。

息苦しい原因は?
考えられる病気

気管支・肺の病気

気管支喘息

気管支が狭くなって呼吸困難などの症状が突発的に現れる病気です。発作が起こると、呼吸困難、胸が圧迫されている感じ、咳嗽や喘鳴(ヒューヒュー、ゼイゼイという呼吸音)といった症状が現れます。発作を改善させる治療だけでなく、維持治療によって発作が起きないような状態を目指します。

COPD
(慢性閉塞性肺疾患)

長年タバコを吸い続けたことが原因で、湿性咳嗽や呼吸困難の症状が現れる病気です。肺機能検査で1秒率(息を力いっぱい吸い込んで、吐き出した際の最初の1秒間に吐き出された量)が70%未満の方がこの病気の診断を受けます。感染症などが気道に発生すると、さらに症状は酷くなり「COPD急性増悪」という状態を引き起こします。

市中肺炎

胸部レントゲン検査による異常所見と炎症反応(発熱など)があった場合に診断される病気です。呼吸困難症状が現れる方もいらっしゃいます。

肺線維症または
間質性肺炎

病気の種類が複数あります。なかでも、特発性肺線維症と呼ばれる難病が最も多く、咳嗽と労作時呼吸困難がよく現れます。

肺癌

肺がんが進むと、呼吸困難を起こす可能性が高まります。

心臓の病気

心不全

心不全は、弁膜症や心筋梗塞などの病気が原因で起こる症状の総称です。ですので、病名ではありません。心不全になると、心臓が全身に血液を送り出せなくなるため、血液の流れが悪くなり、体中の酸素が不足してしまいます。その結果、様々な部位でうっ血が発生し、息切れや動悸といった症状に繋がります。うっ血が肝臓や胃腸で生じた場合、胃腸の症状である吐き気や嘔吐、食欲不振などの症状が現れます。胃腸の症状がある方は、消化器菅や心臓の機能の検査も受けましょう。

狭心症・心筋梗塞

心臓に血液を送る血管を冠動脈と言います。体を動かす時など、心臓は動きを活発化するため、冠動脈に流れる血液は多くなります。しかし、動脈硬化などが原因で冠動脈が狭くなったり、塞がったりした場合、十分な血液を心臓に送られなくなってしまい、心筋梗塞や狭心症を引き起こします。これらの疾患をまとめて虚血性心疾患と呼び、主な症状には胸痛がありますが、その他にも様々症状がよく起こる病気として知られ、体を動かした時の息切れが初期症状のケースもあります。吐き気や冷や汗が見られると、心筋梗塞や狭心症の可能性が高いです。

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不整脈

多少の個人差はあるものの、通常であれば、人間の心拍数は毎分60~100回の間を一定のリズムとして鼓動しています。しかし、体に異常が発生して鼓動が乱れると、頻脈という脈の回数が多い状態や徐脈という脈が少ない状態、正常な鼓動に不規則な鼓動が混じる期外収縮などの不整脈が起こります。頻脈で120回/分以上になった場合、息切れや動悸、悪化すると意識がもうろうとするケースがあります。徐脈で40回/分以下になった場合、立ちくらみやめまい、息切れが起こり、さらに進むと意識がもうろうとしてきます。
これらの症状は自律神経の乱れや心臓疾患などにより引き起こされる場合があり、命に危険が及ぶリスクも高まります。

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その他

貧血

最も多いのが労作時呼吸困難で、血中の酸素を運ぶ役割をするヘモグロビンが減ったため起こります。

息苦しさでお困りの方へ

息苦しさでお困りの方へ問診や血中酸素飽和度の測定、胸の聴診、胸部レントゲン検査を行います。当院では、心臓や肺を調べる場合、CT検査の実施が受診当日に可能です。さらに、血液検査で貧血の有無も可能です。更年期障害や精神的症状などの可能性があれば、専門機関をご案内します。
思い当たる症状がある方は、我慢しないで早めに当院を受診ください。