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骨密度測定

骨粗しょう症と骨密度測定

骨粗しょう症は骨の強度が低下し、骨折しやすくなる病気で、加齢や長期臥床、女性の場合は閉経をにより進行します。
骨粗しょう症を背景として骨折しやすい部位は、背骨(脊椎椎体)、脚の付け根(大腿骨頸部)、手首(橈骨遠位部)、腕の付け根(上腕骨近位部)で、骨折の直接の原因としては転倒が最も多くなります。特に大腿骨頸部の骨折はいわゆる寝たきりの原因となりやすく、要介護状態に至る危険性の高い骨折です。一方、脊椎椎体は体の重みに耐えられなくなり骨折する圧迫骨折を起こしやすい部位です。椎体の圧迫骨折は無症状であったり腰痛として見過ごされることも多いですが、1ヵ所の骨折により周囲の骨にも負担がかかり、連鎖的な骨折につながることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

骨粗しょう症の程度を測るのに一般的に用いられる指標が骨密度です。骨密度が若年成人平均の70%未満であれば骨粗しょう症の診断となります。なお、過去に転倒などによる病的骨折がある場合は、若年成人平均の80%未満で骨粗しょう症と診断されます。

当院における骨密度測定法

当院ではDEXA法という微量なX線をあてて正確に骨密度を測定する機器を導入しています。簡易的な検査として、前腕やかかとの骨で骨密度が測定される場合もありますが、当院に導入している機器では、骨折しやすい大腿骨頸部と腰椎椎体の両方の骨密度の測定が可能です。
これらの部位での骨密度の測定は、日本骨粗しょう症学会のガイドラインにおける骨粗しょう症の診断方法として推奨されており、最も正確に骨粗しょう症を診断できる方法のひとつです。

患者様には検査着に着替えていただき、検査台の上に10分程度仰向けに寝ていただくだけでです。結果は当日中に説明いたします。検査の結果、治療が必要な場合は、飲み薬などの治療を提案いたします。

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