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フレイル・サルコペニア

 近年の高齢化社会の進展とともに、介護を必要とするには至っていないが加齢性の心身の変化や独居や老々介護などの社会的環境により日常生活が不便になっている”フレイル”という状態や、その原因の1つである骨格筋が減少した”サルコペニア”という状態が、さまざまな疾患の発症や重症度、生命予後の悪化に関連していることが注目される様になっています。要介護状態に至らないために、フレイルやサルコペニアの予防・治療の推進が、国を挙げた取り組みとして行なわれています。

サルコペニアの診断

 握力や歩行速度を測定し、さらにインピーダンス法などにより全身の骨格筋量を算出し、一定基準に満たない場合にサルコペニアと診断されます。当院では、InBodyという機器を用いて体に微弱な電流を流すことにより体組成を測定し、全身の骨格筋量を測定します。

フレイル・サルコペニアの予防・改善

 フレイル・サルコペニアは加齢とともに進行します。すなわち、これらの予防や改善はアンチエイジング(抗加齢)の重要な要素の一つになります。生活習慣病治療においても重要である運動療法、とくにレジスタンス運動という筋肉に負荷をかけて行う筋力トレーニングは、サルコペニアの予防・改善においてももっとも効果的な手段の1つです。また、タンパク質を十分に摂取するといった食事療法も有効です。
 当院スタッフは、地域の皆さまの健康寿命の延伸が最も重要な使命の一つであるという思いで診療にあたっています。その思いから、一般の医療機関や運動施設ではあまり実施されていない様な、さまざまな年代・病状の方でも安心・安全に運動療法を実践する場として、今年9月に当ビルの4階にフィットネスジムをオープンする予定です。また、自宅でもアンチエイジングの取り組みを継続できる様、自宅で実践可能な運動内容や、健康状態に合った食事・栄養指導も行います。

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